今回はNSR50とNS-1の違いと最初に乗るならどっちがいいのかを解説します。
NSR50とNS-1の違いについては、車体の違いとエンジンの違いをそれぞれ簡単に紹介します。そして、乗るならどちらがいいのかについては、NSR50とNS-1それぞれ解説しています。
NSR50とNS-1どちらを乗ろうか悩んでいる方や検討している方はぜひ最後までご覧ください。
NSR50とNS-1の違い
NSR50とNS-1の違いは大きくわけて4つあります。
その4つとは次の通りです。
- タイヤサイズ
- タンクがダミータンクでメットイン
- 足回りが違う
- エンジンが微妙に違う
これら4つについて、どういった違いがあるのかを簡単に解説していきます。
NSR50とNS-1の違い1 タイヤサイズ
Hondaホームページより引用
まず見た目だけで誰でもわかる違いからですが、NSRとNS-1ではタイヤサイズが違います。
NSR50は12インチホイールで、NS-1は17インチホイールです。
NS-1の方が大径サイズホイールなので車体サイズも大きくなっています。NS-1は原付でありながら250ccのバイクのような大きさになっています。
タイヤの幅が細いのが少し残念ですが、NS-1を知らない人が見ると間違いなく原付とは思われません。
車体の大きさがNSR50とNS-1の最大の違いです。
NSR50とNS-1の違い2 燃料タンクがタンクカバーでメットイン
Hondaホームページより引用
2つ目の違いはNS-1の燃料タンクは実はメットインになっていて、本当の燃料タンクはリアのシートカウルの中にあります。
ミッションバイクにスクーターのような荷物入れがあるのでストリート使用であればかなり便利です。
荷物や工具も入れることができるので、バイクのトラブルがあっても工具を収納していればその場で応急処置することも可能です。
ただし、リヤシートカウルの下に燃料タンクがあるのでサーキット走行にはあまり向いていません。
理由は燃料タンクがあるためリアが重くなり、切り返しが遅くなったり、コーナー進入前のブレーキングでバイクが曲がるための姿勢作りが遅れるのでコーナーを速く走ることができないからです。
NSR50とNS-1の違い3 足回りが違う
3つ目の違いは足回りが違います。
具体的にはフロントフォークのインナーチューブの外径が違ったり、リヤサスペンションの長さが違います。
フロントフォークのインナーチューブの外径はNSR50が30mmでNS-1は31mmです。
また、リヤサスペンションの長さも違います。リヤサスペンションの取り付けピッチはNSR50が215mm、NS-1は235mmです。
なので、フロントフォークもリヤサスペンションも互換性がありません。
ちなみに、NSR50のノーマル車高は低いのでリヤサスペンションは車高を5mmアップしたくらいが曲がりやすくなってちょうどいいです。
NSR50とNS-1の違い4 エンジンの違い
エンジンも基本設計は同じですが、仕様が違います。
具体的には1速から6速のミッションのギヤ比がNSR50と比べるとNS-1はギヤ比がショートになっています。
これはタイヤのホイールサイズが違うためです。
なので、ホイールが小さいNSR50にNS-1のエンジンを乗せるとミッションがショートになって極端に最高速が落ちるはずです。
また、シリンダーヘッドの冷却水の取り回しも違います。
なので、NSR50とNS-1ではシリンダーヘッドに互換性はありません。
細かい違いではピストンも違いますが、NSR50のエンジンに取り付けてもエンジンは掛かります。
NS-1とNSR50に乗るならどちらがおすすめ?
NS-1とNSR50に乗るならどちらがいいか?
NSR50とNS-1どちらがいいのか悩んでいる方は、速い原付が欲しいけど、NSR50とNS-1どっちがいいのか悩んでいる方だと思います。
どちらもいいバイクですが、NS-1とNSR50それぞれの特徴を上げてみました。
NS-1がおすすめな人
- 街乗りがメイン
- 原付免許しかないけど、見た目が大きなバイクに乗りたい人
- メットインが必要でミッションバイクに乗りたい人
NS-1の最大の特徴は原付に見えない大きな車体とメットインです。
ライディングポジションも楽なので、街乗りには最適です。
そして、カウルをヘッドライトに取り換えると簡単にネイキッド仕様に改造することもできます。
また、ミッションバイクでは貴重な荷物を入れるメットインスペースがあるので、通勤や買い物にも便利です。
NSR50がおすすめな人
- 街乗りだけでなく峠やサーキットも楽しみたい。
- サーキット走行で速くなりたい人、または、ミニバイクレースしたい人
- カスタムを楽しみたい。
サーキット走行やレースを楽しみたい方はNSR50がおすすめです。
NS-1よりも車体が軽いため、ミニバイクレースの2ストノーマル、改造クラスではNSR50が多いです。
また、エンジンやサスペンションのパーツの種類が豊富で、パーツのセッティング能力も身に付きます。
サスペンションのセッティングは大きいバイクでもミニバイクでも考え方は一緒なので、バイクでサーキット走行を楽しみたい方はNSR50がいいです。
その他、パーツの種類が多いので、カスタムを楽しみたい方もNSR50がおすすめです。
例えば、NSR50のスイングアームカバーは取り付けるだけでRC211VみたいなGPマシンになります。
NSR50ではNS-1に無いパーツがたくさんあるので簡単にカスタムバイクを作ることができます。
NSR50のレーサーを紹介した記事はこちらから
NSR50のレーサー紹介!カウル・チャンバー・エンジンは何使ってる?
【まとめ】NSR50とNS-1の違いとどっちがおすすめか。
NSR50とNS-1の違いは次の4つです。
- タイヤサイズ
- タンクがダミータンクでメットイン
- 足回りが違う
- エンジンが微妙に違う
大きな違いは車体の大きさで、NS-1は大きな車体にメットインスペースがあります。
ミッションバイクに乗りながらスクーターのような荷物入れが利用できます。
NS-1とNSR50どちらがおすすめか?
NS-1がおすすめな人
- 街乗りがメイン
- 見た目が大きいバイクに乗りたい人
- メットインスペースが必要な人
NSR50がおすすめな人
- 街乗りだけでなく峠やサーキットも楽しみたい。
- サーキット走行やミニバイクレースをしたい人
- カスタムしたい人
NS-1とNSR50ではエンジンはほとんど同じですが、見た目が大きく違います。
簡単に分けると街乗りメインであればメットインなど使い勝手が良いNS-1。サーキットを走りたい方はNSR50です。
でも、結局は乗りたいバイクに乗るが一番だと思います。
NS-1でもサーキット走れますし、NSR50でも街乗りもツーリングできます。
NS-1もNSR50もどちらもいいバイクだと思います。
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