NSR50(N5,Nちび)の前期ホイールと後期ホイールでは何が違うのか。
結局、前期と後期どちらがいいのか。
街乗りでもレースでもNSRを20年近く乗っている自分が前期、後期ホイールの違いと使用用途別にどっちのホイールがいいのか簡単に解説します。
①見た目 NSR50(Nちび,N5)ホイール前期、後期の違い
NSR50の前期と後期ホイールの一番の大きな違いは見た目です。
前期が3本スポーク。
カラーバリエーションは白、赤、黒
後期が6本スポークです。赤、黒、白、オレンジ
ホイールは88年から92年までが3本スポーク。
93年から99年まで6本スポークです。
ホイールは見た目だけの違いかと思いきやそんなことはありません。
実は重さが違うのです。
②重さ NSR50(Nちび,N5)ホイール前期、後期の違い
前期ホイールと後期ホイールは重さが違います。
3本の前期ホイールの方が軽いです。
なので、レーサーや走り屋には軽い3本ホイールがよく使われています。しかし実際に測ったことはありません。
3本ホイールは軽いと20年近く信じて疑っていませんでしたが・・・
実際に測った方がいました。
結果、リアは重さが一緒でフロントは後期ホイールの方が軽いようです。
個体差もあると思います。
自分は3本ホイールの方が軽いと信じている(笑)
しかし、測ってみたいけど6本ホイールは手元にないので計測できません。
③剛性 NSR50(Nちび,N5)ホイール前期、後期の違い
3本ホイールの方が剛性が高く曲がりにくいホイールです。
先ほどの軽くて、剛性が高い理由で、NSR-miniには3本スポークのホイールが採用されています。
ただし、これも比較したわけではないので真相は不明。
④カラーが違うNSR50ホイール前期、後期の違い
フロントホイールは3本スポーク、6本スポークともにカラーの長さは同じなので、ホイールを入れ替えることが可能です。
リアホイールはカラーの長さが違うので、3本から6本ホイールに入れ替える時にはカラーを変える必要があります。その逆も同じです。
カラーがあれば簡単に変更できるので、ホイール交換の機会がない街乗りなら何も問題はありませんが、スペアホイールとして使うレース車両には注意が必要です。
専用カラーを忘れると取り付けできません。 はい。経験者です。
3本ホイールはつば付きのカラーが必要
6本ホイールはつばなしのカラーです。
⑤まだあるNSR50ホイール前期、後期の違い。ベアリング、ボルト
リアホイールのベアリングのサイズが3本ホイールと6ホイールで違います。
3本ホイール
6201×1
6301×1
6本ホイール
6301×2
フロントホイールは共通で6201×2です。
リアホイール内部あるディスタンスカラーの長さが違います。
6本ホイールの方がカラーが長いのでディスタンスカラーは短くなります。
ディスクローターの固定ボルトの長さが違います。
3本スポークの初期(87、88)はボルトの長さが長いので、89以降のホイールにはボルトが底つきするので使えません。
初期ホイールに短いボルトは使えますが、自己責任でお願いします。
最後に3本スポークの初期のホイールは砂型の影響かホイールの表面がザラザラしています。個人的には塗装したときに表面がキレイになる89以降のホイールが好きです。
こうやって振り返ってみると結構な違いがあります。 改めて振り返るとベアリングが違うとかボルトの長さが違うと忘れていました。
NSR50のホイール前期と後期どっちがいいの?
最後にどっちのホイールがいいの解説して終わりにしたいと思います。
街乗り、ストリートなら6本ホイール。
理由は6本スポークの方がカッコいいから。
ストリートではコンマ何秒のタイムを争うことはありません。写真映りがカッコいい6本スポークが映えると思います。
なお、3本ホイールがカッコいいと思う方は3本ホイールを履いてください。
レーサー車両なら3本ホイール。
理由は軽くて剛性が高いから。レーサーに求められる車両は軽量でかつ剛性が高いホイール。転倒することが多いNSR50なのでホイールが簡単に曲がっても困ります。
NSR-miniも3本スポークホイールが標準装備なので、レースでは3本スポークが有利ということを証明しています。
ちなみにNSF100では6本スポークに戻っています。
重さの真相を知っている方がいたら教えてください。
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