レバーガードというパーツを知っていますか?ハンドルのバーエンドの先についているパーツです。
最近、レバーガードを左右両方のハンドルにつけている人がいたり、ネット通販でも左右セットで売っています。
もしかしたら、レバーガードの本当に意味を知らない人が結構いるのでは?と思ったので、
今回はレバーガードについて解説をします。
レバーガードとは?レバーガードの意味と効果について
レーバーガードとはハンドルのバーエンドに取り付けて、レース中に他のライダーと接触した際にブレーキが引っ掛かりフロントのロックを避けるためのものです。
レバーガードがない状態で、他のライダーと接触した時、まれにブレーキレバーが相手の体やバイクに引っ掛かり、フロントタイヤがロックして転倒してしまうことがあります。
こういった意図しない転倒を少しでも減らすためにレバーガードがあります。
なので、レバーガードはレース専用のパーツです。
MotoGPでは2012年より装着が義務付けされました。接戦が多いMotoGPではレバーガードの効果は高いです。
レバーガードがアマチュアのレースに流行りだした時期も同じ10年くらい前からだと思います。
だから、レバーガードはブレーキレバーを保護するものではなく、他社との接触でブレーキが接触し転倒を防ぐものです。
クラッチ側にレバーガードを取り付けても効果は全くありません。
クラッチが突然切れても、すぐに転倒にならないからです。
ネット通販で売っているレバーガードには左右セットで売っているものもあります。
たぶん、ブレーキ側だけだと見栄えが良くないので左右セットで販売していると思います。
個人的には正しい使い方のブレーキ側だけ取り付ける方がレーサーっぽくてカッコいいなと思います。
左右取り付けていないからといって、バランスが悪いとか、見た目がかっこ悪いとは思いません。
理由は、ブレーキレバーの効果を知っているからです。
レバーガードは街乗りでは効果があるのか?
街乗りではあまり効果がないと思います。
理由は、街乗りでは他社と接触する機会が極めて少なく、接触してもブレーキレバーには当たらないからです。
当たり前ですが、ブレーキレバーは前から後ろに移動してブレーキが作動します。
だからレバーが接触してブレーキがロックする時は、相手を追い越す時に発生します。
後ろから追い越されながら接触するとき、レバーガードは効果がありません。
街乗りで相手を追い越す時は、すり抜けする時ですが、街乗りの場合ブレーキレバーより先にミラーが当たるので、レバーガードでブレーキレバーを保護する必要がありません。
ミラーよりハンドルの幅が広い時は、効果があると思いますが、ブレーキが引っ掛かる機会はあまり多くないと思います。
レバーガードは立ちゴケでも効果があるのか?
ブレーキレバーが曲がったり折れたりすることを防止するには効果はありそうです。
しかし、そもそもブレーキレバーが曲がったり折れたりするくらいの強い衝撃があったらレバーガードも曲がってしまいます。
だから、ブレーキレバーは守ることができますが、レバーは曲がると思います。
レバーが曲がることによってブレーキレバーと干渉しブレーキが引きずる原因にもなるかもしれないので、角度を調整するために工具はバイクと一緒に携行していてもよいかもしれません。
ノーマルブレーキレバーの場合、ブレーキレバーよりレバーガードの方が高額なので、立ちゴケしたときにレバーガードが曲がってしまった時はショックが大きいかもしれません。
街乗りではレバーガードの本来の機能よりもドレスアップの効果が高いです。
だからネット通販では左右セットで販売しているのでしょうね。
よりレーサーっぽく仕上げるためにもレバーガードはブレーキ側の片側だけ取り付けを推奨します。
あとは・・・レバーガードの角度がヘルメットのストラップを引っ掛けるのに絶妙な角度なので、コンビニなど少しバイクを離れる時はヘルメットを引っ掛けるフックとしては便利かもしれません(笑) 推奨は全くしませんので自己責任でお願いします(笑)
レバーガードの効果まとめ
レバーガードの本来の用途
- レース専用パーツ
- レース中に他者と接触してブレーキレバーが当たらないようにガードするもの
レース中にブレーキーレバーを接触から保護するためのものなので、ブレーキ側だけ取り付けるのが正解。
立ちゴケしたときに、ブレーキレバーを保護するものではありませんが、街乗りではいざという時には保護してくれるかもしれません。
ただし、レバーガードがブレーキレバーと接触し、ブレーキが引きずってしまう恐れがあるため、レバーガードの角度や取り外しができる工具を携行しましょう。
街乗りでドレスアップパーツとして付ける場合、ブレーキ側だけ付けるのがレーサーっぽくなってカッコいいと思います。
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