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原付/バイクのアイドリング調整のやり方

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原付/バイクのアイドリング調整のやり方 バイク
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今回は原付とバイクのアイドリング調整について解説しています。

アイドリングとは何か?アイドリング調整のやり方と適切なアイドリング回転数。

そして、アイドリングで止まってしまう場合の原因と対策まで、アイドリング調整について詳しく解説しています。

気になる方はぜひ最後までご覧ください。

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原付/バイクのアイドリングとは

原付/バイクのアイドリングとは

原付・バイクのアイドリングとは、エンジンがかかっていて、アクセルを閉じた状態でもエンジンの回転が低回転で一定となる状態です。

エンジンがかかっているので、アクセルを開けるとすぐに発進できる状態です。

アイドリングが安定していないと、信号待ちでエンジンが止まったり、スクーターの場合はクラッチが繋がって勝手に発進してしまいます。

スムーズに発進するためにもアイドリングの調整は重要です。

原付の場合、ひと昔前のキャブレター車は、アイドリングを自分で調整することができます。

しかし、インジェクション車は自動でアイドリングを制御するので基本的には調整することができません。

インジェクション車は吸排気にセンサーがついていて各センサーからの情報を元に最適なガソリンの量をインジェクターより供給しています。

なので、インジェクション車の場合はセンサーが壊れない限り、調整なしでアイドリングは安定します。

原付/バイクのアイドリング調整のやり方

原付/バイクのアイドリング調整のやり方

インジェクション車のアイドリング調整はできないので、今回はキャブレター車のアイドリング調整のやり方を紹介します。

キャブレター車のアイドリング調整は、アイドル調整スクリューを回すことで調整します。

これはディオでもジョグでも、原付であればすべて共通です。

アイドルスクリューは、キャブレターの中央付近にある調整用のネジです。

アイドルスクリューは、キャブレターの中央付近にある調整用のネジです。

キャブレターには2つの調整ねじがついていて1つはアイドルスクリュー。もう一つはエアスクリューです。

キャブレターには2つの調整ねじがついていて1つはアイドルスクリュー。もう一つはエアスクリュー

見分け方は場所とサイズ。

アイドルスクリューはキャブレターの中央にあり、エアスクリューと比べるとサイズが大きいです。

赤い丸がアイドルスクリューで黄色の丸がエアスクリューです。

写真のような負圧式のキャブレターの場合、バタフライを調整することでアイドリングが変わります。

写真のような負圧式のキャブレターの場合、バタフライを調整することでアイドリングが変わります。

写真の赤い丸のねじを調整することでアイドリング調整可能です。

回す量ですが、まずは半回転ほど回してアイドリングの回転数を確認します。

アイドルスクリューの原理ですが、アイドルスクリューの先端はキャブレターのスロットルバルブに繋がっています。

アイドルスクリューを締めこむことでスロットルバルブが徐々に開きアクセルを開けた状態になりエンジンの回転数があがります。

逆に、アイドルスクリューを緩めるとスロットルバルブが閉じていき、アクセルを閉じた状態になります。

アイドリング調整は、アクセルの開閉量をネジで微調整しています。

ほとんどのキャブレター車のアイドリング調整は同じような構造になっています。

原付 バイクのアイドリングが高い時はどうするのか?

原付 バイクのアイドリングが高い時はどうするのか?

アイドリングが高い時は、アイドルスクリューを緩めます(反時計回り)

高いと感じた場合は、1/4回転から半回転くらい緩めて様子を見ます。

エンジンをかけながら回転数をあわせる方が簡単ですが、アイドリングが高すぎる場合は調整してからエンジンをかけて確認しても大丈夫です。

アイドルスクリューを締めてもアイドリングが下がらなかったり、アイドリングが安定しない場合は2次エアを吸っている可能性があります。

キャブレターのインマニから2次エアを吸っていないか確認します。

2次エアとはエアクリナー以外から空気を吸っている症状です。

余計なところから空気を吸っているので、混合比が変わり最悪、エンジンが焼き付きを起こすこともあります。

原付 バイクのアイドリングが低い時はどうするのか?

原付 バイクのアイドリングが低い時はどうするのか?

アイドリングが低い時はアイドルスクリューを締めます(時計回り)

もし、エンジンをかけてもアイドリングしないようであれば、アイドリングスクリューを半回転くらい回して、エンジンをかけて確認します。

エンジンを再始動してまだ回転数が低い場合は、エンジンをかけたままアイドルスクリューを締めていき調整します。

逆に、エンジン再始動して、高すぎる場合は回した量の半分。1/4回転ゆるめて確認します。

原付 バイクのアイドリング回転数は何回転がいいのか?

原付 バイクのアイドリング回転数は何回転がいいのか?

最適なエンジンの回転数は、スクーターかミッション原付など車種によって異なります。

ミッション原付やバイクの場合は1500回転くらいが安定します。

NSR50やNS-1の場合、タコメーターがついていてエンジンの回転数を確認することができます。

NSR50のアイドリング回転数は2000回転くらいが安定しています。

ちなみにNSR50タコメーターのレッドゾーンは11500回転です。

高回転エンジンになるほど、アイドリングの回転数は上がる傾向があります。

スクーターの場合はタコメーターはついていないので、感覚になります。

アイドリングの回転数の目安は、エンジンが止まらず、クラッチが繋がらない回転数です。

クラッチが繋がらない回転数とは、バイクが勝手に進まない回転数です。

アイドリングの回転数が高い方がエンジンが止まりにくく、エンジンもかかりやすいです。

アイドリングの回転数を高めにする場合は必ず、始動直後のエンジンの回転数を確認します。

理由はエンジンの回転数が思ったより上がり、クラッチが繋がってしまうからです。

エンジンが冷えている時は、オートチョークが作動しエンジンの回転数が上がります。

通常よりも高いエンジン回転数でアイドリングを設定していると、チョークが作動したときはさらにエンジン回転数が上がってしまい勝手にバイクが走ってしまいます。

原付 バイクのアイドリングで止まる原因

原付 バイクのアイドリングで止まる原因

原付/バイクがアイドリングで止まる原因は、主に2つあります。

1.アイドリングが低すぎる。

この場合は、アイドリングスクリューを回してアイドリングの回転数を上げます。

2。キャブレターのセッティングがあっていない。

キャブレターのセッティングが合っていない場合も、アイドリングが安定せずに止まってしまうことがあります。

特にエアスクリューやスロージェットが合っていない時、アイドリング付近の混合比に影響があるためアイドリングが不安定になります。

対策はキャブレターのスロージェットをセッティングをすることと、エアスクリューを調整することです。

キャブレターのスロージェットの交換はスロージェットを交換する必要があるため、手間がかかります。

一方、エアスクリューであれば、アイドルスクリューと同じようにマイナスドライバー1本でかんたんに調整できるためまずはエアスクリューで調整します。

現状で濃いか薄いか判断できない場合、まずは、エアスクリューを締めて、混合気を濃くし様子を見ます。

変わらないようなら、逆に緩めて薄くし様子を見ます。

濃くしても薄くしても変わらない場合、調整範囲がエアスクリューの領域を超えているため、スロージェットを交換してみます。

まとめ 原付/バイクのアイドリング調整のやり方

まとめ 原付/バイクのアイドリング調整のやり方

長々とアイドリングについて説明しましたが、アイドリングの調整はマイナスドライバー1本で簡単にできます。

インジェクション車ではない限り、乗っているとアイドリングの回転数が変化することがあるので、覚えておくといいと思います。

実際にやってみると、アイドリング調整は難しくはないです。

アイドリング調整しても、変わらない場合は2次エアを吸っていてアイドリングが不安定な場合や、キャブセッティングが必要な場合もあります。

アイドリング調整しても変わらないばあいは、インマニがひび割れていないか確認し、エアスクリューも調整してみて確認します。

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