今回は原付のエンジンのかけ方を紹介します。
紹介する内容は、スクーターのセルとキックのエンジンのかけ方。
ミッション車のセルとキックのかけ方。
最後に、ミッション車の押しがけでのエンジンのかけ方とエンジンがかかりにくい時の裏技を紹介します。
原付だけではなくバイクも共通なので、バイク乗りの方もぜひご覧ください。
原付のエンジンのかけ方!スクーターの場合

セルを使った原付スクーターのエンジンのかけ方
1.サイドスタンドを畳んで、バイクにまたがります。
1.またはセンタースタンドを立てます。
2.キーシリンダーをONに回します。
3.ブレーキレバーを握り続けます。
4.右手のセルスタートボタンを長押してエンジン始動。
5.エンジンがかかったら、ブレーキレバーとセルスタートボタンを離します。
セルを使ったエンジンのかけ方は一番簡単ですが、バッテリーの残量がないとエンジンをかけることができません。
理由は、セルをつかったエンジン始動は大電流を使うのでバッテリーの残量がないとセルモーターを回すことができないからです。
セルでエンジンをかける場合、ほとんどの車種ではブレーキを握らないとセルボタンを押しても反応しない安全装置がついています。
また、サイドスタンドを引き上げないとエンジンがかからないバイクもあります。(スズキのアドレスなど)
しかし、セルは手軽にエンジンスタートできるので超便利です。
キックを使った原付スクーターのエンジンのかけ方
1.バイクのセンタースタンドを立てます。
2.キーシリンダーをONに回します。
3.キックスターターを勢いよく蹴り下げて、エンジンをかけます。
キックでエンジンをかける場合は、セルとは違い安全装置に関係なくエンジンをかけることができます。クランクシャフトを足で蹴り下げて回すので、セルスタートと比較するとエンジンがかかりやすいです。
これはエンジンのクランクを、回す力が強いからです。
なので、しばらくエンジンをかけていないときや冬場の朝イチなどエンジンがかかりにくい時はキックでエンジンかけるのがおすすめです。
原付のエンジンのかけ方!ミッションの場合

キックを使ったミッション原付エンジンのかけ方
1.メインキーをONにします。
2.チョークを引きます。
3.キックスターターを勢いよく蹴り下げて、エンジンをかけます。
セルを使ったミッション原付エンジンのかけ方
1.メインキーをONにします。
2.キルスイッチ(エンジンSTOPスイッチ)がOFFの位置にします。
2.チョークを引きます。
3.クラッチを握るか、ギヤをNにします。
4.右手のセルスタートボタンを長押ししてエンジンをかけます。
ミッション原付の場合、スクーターと違いバイクがチョークが手動式の場合がほとんどです。(キャブ車のみ)
エンジンをかける前に濃い燃料でエンジンをかかりやすくするためにチョークを引く必要があります。
エンジンが温まっていれば、チョークを引かなくてもエンジンはかかります。
ガソリンの給油など、エンジンを切ってすぐに再スタートする場合は、チョークは必要ない場合が多いです。状況に応じて使い分けます。
ミッション原付の押しがけでのエンジンのかけ方
ミッション車の場合、キック以外にも押しがけによってエンジンをかけることもできます。
押しがけは名前の通り、バイクを押しながらエンジンをかけるため車重がある中型や大型バイクでは難しいですが、原付の場合は簡単にできます。
1.メインキーをONにします。
2.キルスイッチ(エンジンSTOPスイッチ)がOFFの位置にします。
2.チョークを引きます。
3.クラッチを握ってギヤを2速に入れます。
4.クラッチを握ったまま、バイクと一緒に走ります。
5.スピードが出たところで、クラッチ放します
6.エンジンがかかったらすぐにクラッチを握ります。
7.クラッチを握ったまま、アクセルを引いてエンジンがかかっているか確認します。
押しがけはタイヤを回して強制的にエンジンをかけるため、遠心クラッチのスクーターやカブはできません。
また、エンジンがかかった後にクラッチを握り忘れてしまうと、バイクと一緒に飛んでしまうので注意してください。
押しがけは、エンジンがかからないときにやってみる方法です。
普段はキックかセルでエンジンをかけます。
裏技!原付のエンジンがかからないときに試してほしいこと

最後にエンジンがどうしてもかからないときに試してほしい裏技を紹介します。
エンジンがかかりにくい時に使ってほしい裏技は、パーツクリーナーをキャブレターに吹きかけることです。
そうすることで、エンジンがかかりやすくなります。
ポイントはエアクリーナーは取り外してキャブレターに直接、溶剤を吹きかけることです。
もしできなかったらエアクリーナーの中に直接吹きかけるだけでも大丈夫です。
エアクリーナーの中に吹きかけるだけでも、何もしない時よりもかかりやすい断然かかりやすいです。
パーツクリーナーでエンジンがかかりやすくなる理由は、パーツクリーナーの有機溶剤の成分が気化してエンジン内で発火しやすくなったからです。
チョークが壊れている時など、エンジンがかかる最初のきっかけが必要な場合には特に有効です。
最後に紹介した押し掛けと裏技はキックやセルでエンジンがかかりにくい時に試してみる方法です。一般的ではないのです。
この方法で、万が一事故が発生しても当方は責任が持てませんので自己責任でお願いします。
念のため・・・
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