今回は自分がカートコースの練習で使っているNSR50のSP車両を紹介します。
基本的にはエンジンはチャンバー以外ノーマルです。
NSR50のレーサーはどんな部品を使っているのか?
カウルやチャンバー、エンジンの仕様からサスペンションまで紹介します。
NSR50レーサーの外装
カウルはY2Sのカウルです。
塗装はTeam澤カラーです。
タンクはNSR80のタンクをそのまま使っています。
純正オリジナルの塗装ですがタンクカバーを付けるとタンクにキズが付くので結局そのまま使っています。
まぁ転るぶとタンクが凹んで、気分まで凹みますが(笑)
ホイールはブロンズカラーです。ちなみにハイエースのホイールもブロンズカラーです。
カウルステーはベータピンとクイックファスナーでワンタッチで外れるようになっています。
カウルは簡単に外すことができるので、メンテナンスは非常に楽です。
NSR50レーサーのスプロケット、チェーン
シフトペダルはTZM50Rのシフトペダルです。
取り付けがNSR50と同じで、NSR50よりも太くて曲がりにくいし、折れにくいです。
ステップはアルミ削り出しのバックステップにシフトアップ製のガセットプレートを取り付けています。
スプロケットは13-40です。だいたいのカートコースは13-40から始めます。
最近は神戸スポーツサーキットしか走らないので13-40でほぼ固定。
ノーマルクラスになると高回転が回らない分、1丁ロングになります。
スプロケットについてですが、速い方にスプロケットを聞くとめちゃくちゃロングということがあります。
コーナリングが速いと同じスプロケットでバイクのスピードを維持したままコーナーを脱出できるのでスプロケットがロングの分だけバイクのスピードを伸ばすことができます。
または、特定のコーナーでギヤ比がぴったり合い速く走れるのでそれに合わせてスプロケットを選んでいるかもしれません。
自分は庶民なので、基本的にはメインストレートで6速が吹けきるギヤ比を目安に選んでいます。
走りこんで不満が出たら調整するでOKだと思います。
チェーンはDIDのNZ3を使っています。
チェーンサイズはノーマルの420です。
NSR50レーサーのブレーキ・サスペンション
リヤブレーキのリザーブタンクのホースはRS125を使用しています。
リヤサスペンションはホワイトパワーです。
バネレートは19キロ。
車高は結構上げています。理由は1次旋回しやすくなるからです。 伸び側ダンパーは、ハイ側、ロー側ともに全抜きにしています。
フロントフォークは、ミニシートパイプ改に前期スプリング。そして、フォークの摺動抵抗を低くして、動きをよくするためにダストシールを外しています。
フロントフォークのストローク確認用のトラベルリングは水道用の30パイのOリングを使用しています。
ホームセンターにて2個200円くらいで手に入るのでおすすめです。
ハンドル回りはTTSのトップブリッジとハンドルキット
フロントブレーキはデイトナのゴールデンパッドを使っています。
いろいろ試しましたが、コントロール性がよくて使いやすいです。
NSR50レーサーのメーター
メーターはパーカルのラップコムを使っています。
理由はタコメーター、スピードメーターがオールインワンでメーター回りがすっきりするからです。
欠点は数字のタコメーターが見難いです。
これのもう一つ新しいモデルはタコメーターがバータイプになって見やすいですが、ラップコムシリーズはすでに生産終了です。
15年以上しつこく使い続けているこのラップコムは内臓電池がなくなったので、電池ボックスを付けて乾電池仕様に改造しています。
ちなみに乾電池も長期保管により電池がなくなっています(笑)
NSR50レーサーのエンジン、チャンバー、CDI
CDIはNSR80と銀POSHを付けてコースや仕様によって使い分けています。
今のSP仕様では銀POSHを使っています。
CDIは取り付けカプラーを共通にしてすぐに交換できるようにしています。
ブラックPOSHは点火時期をスイッチで調整できるので、新品で買うならブラックPOSHです。
メインハーネスはすべてオーディオケーブルでコイルから引きなおしています。
チャンバーはリブラプロのM-7プラス。
トルク重視で使いやすいです。
ラジエターはミニ純正です。
夏場でもあまり冷えないのでおそらくウォーターポンプのスプラインが死んでいます。
NSR50の場合、転倒してもラジエターはダメージを受けにくいのでサーキット走行や峠を走られる方は、流用よりもミニのラジエターがおすすめです。
キャブはノーマルキャブレター。メインジェットは108番。スロージェットは40番。
ファンネルはメーカー不明のファンネルです。
プラグはデトカンプラグの10.5番に、デトカンプラグキャップ。
銅ワッシャーは1枚~2枚で調整しています。
ピストン、シリンダーはすべてノーマル。
ギヤオイルが入っているかチェックボルトでチェックします。
ボルトを緩めてオイルが入ってなければオイルを入れます。
オイル容量は適当でざっくりと700mlくらいでしょうか。
キックギヤとオイルポンプギヤがないので容積が大きくなり、純正の規定量では足りませんが、入れすぎるとフリクションロスになってしまうのでだいたい700mlくらい入れています。
オイル量は測ったことがありません。缶を振って容量を確認します。
こだわる方はオイルと量もこだわりますが、練習用なのでオイルはホンダ純正のG1オイルを入れています。
実際にエンジンを始動してみました。
保管の時に冷却水は抜いているので、シリンダーにダメージが出ないように少しだけ空ぶかしして調子を確認します。
高回転までエンジンを回した時に、ふけ上がりが少しぼやけているのはプラグが終わっているからです。
練習用バイクなので気にせずこのまま使い続けますが・・・
良い子の皆さんは小まめにプラグは交換しましょう。
オーバーレブが良くなってエンジンの回転数が500回転くらい上がります。
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