こんにちは。たくあん!です。
この記事ではアメリカで購入した、カワサキのKZ1000LTDについて紹介します。
このバイクは、現地のアメリカ人より個人売買で購入しました。
個人売買の詳細ついてはこの記事を参考にしてください。
アメリカのカワサキ空冷Zの個人売買の相場ですが、Z1(KZ900)→KZ1000→KZ1000LTDの順に値段が下がってきます。程度にもよりますが、見た目がキレイなKZ1000LTDだと30万円くらいでしょうか。
個人売買では値下げ交渉の末、相場よりも安く購入できたのですが・・・思ったよりも程度ひどかったです(涙)
そんなバイクを紹介します。
KZ1000LTDについて
KZ1000と並行で生産されたのが、このKZ1000LTDです。
エンジンは日本製、その他アメリカ製で前輪19インチ、後輪16インチのキャストホイールを履いたまさに、アメリカンモデルです。
KZ1000との違いは・・・
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などでしょうか。
その他の年式の違いなどこちらでまとめています。参考にしてください。
アメリカで購入したKZ1000LTDを紹介
KZ1000LTDの年式について
年式は、1979年式のKZ1000LTDです。
フレーム番号から1979年式で間違いはないのですが、エンジンは丸ヘッドの1978年式です。エンジンは載せ替えられています。。。
まぁ、知ってて買ったんですが(笑)
無事に値引き交渉して購入したKZ1000LTDですが、思ったよりも状態が良くありませんでした。
ブレーキフルード漏れによるサビ
多分、漏れに気が付かず乗っていたのでしょう。かなり飛び散って塗装が剥がれてサビが発生しています。
ブレーキフルードが漏れてほおっておとくと簡単に塗装が剥離します。
塗装面についた場合は、すぐに水で流しましょう。水溶性なので水で流すだけで効果があります。
リヤブレーキ固着
リヤブレーキが固着して引きずっていました。バイクを押したら、重くて死にそうになりました。
シフトペダルのスプラインの溝が死亡
シフトペダルのスプラインの溝が摩耗でほとんどなくなって、シフトチェンジで滑っていました。
エンジンが掛からない
エアクリーナーに無理やりパーツクリーナー吹いて、ようやくエンジンが掛かります。
吹けない、アイドリングしない。
一度、エンジン止まるとなかなかエンジンが掛からない。
多分、ジェットがくるっています。
現在のKZ1000LTD
手に入れてからコツコツレストア?調整?しています。
リヤブレーキ分解・清掃と揉み出し
ピストンもシールも状態は悪くないので、そのまま組付けました。
スイングアームの塗装
スイングアーム、バッテリーケースの状態が悪かったので分解して塗装しました。
塗料は現地で購入した缶スプレーです。手軽で便利です。
タペット、シム調整
ヘッドカバーを外して、カムとバルブのクリアランスを確認しました。隙間が小さかったのでシム調整しました。
こちらはアメリカの現地で購入した特殊工具を使用しました。
交換の様子は後日アップします。約10ドル(1100円)のシム交換ツールでも交換出来ました。
キャブセッティング
購入当初から掛かりが悪くて、エンジンが吹けないのでジェット確認。
キャブは純正でミクニVM26SS
メインが117番、スローが15番入っていました。
エンジンのかかりが悪い→スローが薄い。
アクセル半開からエンジン回転数が失速→メインが濃い
スローを上げて、メインを落としました。
キャブレターの同調は負圧計を使用せず、バルブの隙間で調整しました。
KZ1000 VM266SSのキャブレターセッティング
ミクニ VM26SS
MJ 107.5
SJ 17.5
エアスクリュー 全閉から1+1/2戻し
今後の予定
一か所直すと、他が故障する。旧車の醍醐味を味わっています(笑)
フロントブレーキもタッチが悪くブレーキが引きずっているのでオーバーホールを予定しています。
まずはまともに走れるようにすることですね。
それからシート、ウインカー、外装を変更して、Z1仕様をコツコツと目指していきます。
ホイールはどうしよう・・・考え中です。
これから少しづつKZ1000の記事も追加していきます。
カワサキ空冷Zのオイル交換の方法はこちら
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